2024年3月18日現在 30代子持ちのリアルな資産状況
私が投資ビギナーだった頃に本当に知りたかったのは、すでに成功している有名投資家のありがたい話ではなく、一般の仕事の傍趣味で投資をぼちぼちやっている方のリアルなデータ。でも、実際の含み益や投資総額を明示している情報源は僅少。
そこで、あえて生データを公開しています。参考になれば幸いです。
さて、今年度は労働時間激減。含み益爆増の1年でした。
教員時はほぼ毎日学校にいて、朝から晩まで仕事をする日々。最高に楽しかったのですが、家庭に皺寄せが。。。妻はバリバリ稼ぐので、送り迎えはもっぱら私。朝バタバタと送っていき、夜も7時になんとか迎えに行って、という毎日。私は怒りっぽくなり、子供達からも笑顔が消えていました。
それがどうでしょう。今年は土日はしっかり休み、仕事も定時上がりが多かったため、だいぶ心に余裕ができました。給与は前職と比べ30%ほど下がりましたが、全然OK。視野も広がり身体的にも精神的にもグッと安定した気がします。
妻の方が稼ぎが多いので、自分自身は投資資金を捻出し、不労所得を増やしていくことで、労働による所得に頼る割合を減らし、将来的には、経済的自立を目指しています。経済的自立を達成することで、本当に自由に働くことができたらもっと楽しく働けるだろうなと思っています。
さて、余談が長くなりましたが現在の資産状況は以下のとおりです。
2020年3月に投資を始めてから合計損益は8,846,365円。
- 利益の内訳から分かるようにその大部分が配当金。教員だったため、デイトレードはもちろん、頻繁な取引はできず、ほとんどが配当金と含み益から構成。
- マネーフォワードの利益は完全なる偶然。自分自身がアプリを使っていて感動したため、応援の気持ちで購入していたら偶然値上がりし売却益を得たもの。
基本的な戦略
- 高配当株をNISA口座で購入し、配当金による現金収入を確保し再投資。
- 投資先は配当利回り3.5%以上のよく知っている会社の株(MUFG, ソフトバンク, INPEX, ENEOSを中心に日本株)と、米国高配当ETFであるSPYDをメインに。そのおかげで、NISA口座が投資総額のほとんどを占めています。
継続する仕組み
- 分散投資によるリスク分散と天引き貯金がわりに毎月5万円を投信に投資。eMAXISSlim全世界株式(通称:オルカン)とeMAXISSlim米国株式(S&P500)に投資。
- 定期的に買い付けをするのは時間も労力も使うため、配当金による再投資以外の部分では上記の積み立て投資の形で投資。
- 個別株は配当金を高配当株再投資→高配当株式の株数を増やす=配当金総額を増やす→雪だるま式に高配当株数を増やす。
高配当銘柄のメリット
- 高配当株から毎年配当金が入ってくるので、下落したとしても配当金を受け取りながら値上がりのチャンスを待つことができる。
- 高配当株は空売りにさらされることが少なく、値動きが比較的安定している。
- 多くが指数銘柄であるため、日経平均やTOPIXから値動きが想定しやすい。
次の一手
- 最近の株高で配当利回りが低くなってきた。
- 次の投資先として、高配当銘柄を検討。特に石油の需要はまだまだ無くならないと見て、ペトロブラス(ブラジル)やエコペトロール(コロンビア)を検討。
- 両国とも政情が安定しづらいため、リスクもある。しかし、高配当で数年10%程度のキャッシュが手に入れば、複利効果が生まれ、長期的に見ると元本割れのリスクは小さくなると考えている。
- また、これらの企業は国営企業であること、また、ブラジルなど各国の政策金利がかなり高めなことから、配当金が高いのも自然。
<以下、参考>
各国政策金利
取扱通貨国 | 政策金利名 | 政策金利 | 変更幅± | 改正日 |
日本 | 日本銀行当座預金のうちの超過準備預金の金利 (短期) |
-0.10% | - | 2016年1月29日 |
米国 | フェデラルファンド(FF)金利 | 5.25% ~5.50% |
+0.25% | 2023年7月26日 |
ユーロ | 中銀預金金利 リファイナンス金利 限界貸付金利 |
4.00% 4.50% 4.75% |
+0.25% | 2023年9月14日 |
英国 | 準備預金金利 | 5.25% | +0.25% | 2023年8月3日 |
豪州 | キャッシュレート | 4.35% | +0.25% | 2023年11月7日 |
NZ | オフィシャル・キャッシュレート | 5.50% | +0.25% | 2023年5月24日 |
カナダ | 翌日物金利 | 5.00% | +0.25% | 2023年7月12日 |
スイス | SNB政策金利 | 1.75% | +0.25% | 2023年6月22日 |
南アフリカ | レポ金利 | 8.25% | +0.50% | 2023年5月25日 |
香港 | ベースレート(基本金利) | 5.75% | +0.25% | 2023年7月27日 |
トルコ | 1週間物レポレート | 45.00% | +2.50% | 2024年1月25日 |
中国 | 最優遇貸出金利1年物 | 3.45% | -0.10% | 2023年8月21日 |
メキシコ | 翌日物銀行間レート | 11.25% | +0.25% | 2023年3月30日 |
ブラジル | Selicターゲットレート | 11.25% | -0.50% | 2024年1月31日 |
以上、基本的な投資方針を書かせていただきました。
投資を始めた頃は教員で投資をされている方が少なかったので、他の方のブログやツイッターなどを参考にさせていただいておりました。個人的には、理論も重要ですが、前提条件が同じような方の結果が一番参考になると思っています。
このブログもケーススタディの一つとして、教員の方や、他の方々にとって少しでも有意義になりましたら幸いです。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。