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東京都教員採用試験【英語】(令和2年度まで)受験者・倍率推移

令和2年度教員採用試験実施結果(受験者・倍率推移)

もうすぐ令和3年度実施(令和4年度採用)の東京都教員採用試験の要綱が公表される頃ですね。ここでは,平成27年度試験から7年間の応募者数,受験者数そして倍率の推移をみていきたいと思います。

 

受験者数は6年前と比べて半分以下

驚くべきことに,受験者数は7年前(平成27年度実施)と比較すると半分以下にまで停滞している。平成27年度実施では1,069人の受験者がいたが,本年度は511人。率にしておよそ53%以上低下している計算になる。生徒数は漸減しており,公立校の受け入れ定員が減少している*とはいうものの,受験者数の急減はそのまま倍率に直結しているようである。特に平成31年時の受験者数低下が大きかったが、その後も受験者数低下傾向に歯止めがかからない。おそらくはこの後倍率が上昇することが見込まれるが、少なくとも2、3年はこの傾向が続くと思われる。

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*東京都教育行政基礎データ(2020年6月)

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/statistics_and_research/basic_data/files/basic_data202006/kiso-data.pdf

*東京都教員採用試験

www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp

 

倍率も2倍台前半に

倍率も平成31年度以降、2倍台が続き、令和2年度は2.2倍と2倍台前半にまで落ち込んだ。これまで景気がよかったことから、民間企業の引きが強かったためとも考えられる。特に、英語ができる新卒人材はまだ各業界で必要とされることから英語教員のなり手は選択肢が多い中で他業界での就職も視野に入れている学生が多く、大学3年次に内定が決まった生徒は受験を見送るといったこともありうるのかもしれない。

 

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昨今の新型コロナウイルス感染症拡大を受け、多くの業界が痛手を追っている中でも堅調なのが公務員。東京都の教員も公務員です。行政職との大きな違いは若手から裁量が大きいこと。PDCAサイクルを自分ですべて回せること。計画、実行、評価まで自分で全て回すことができるのは大きな魅力だと思います。また、上司や部下といった縦割りもそれほど実務に関係してくるわけではありません。法令を遵守している限りは、ある程度自分の裁量で取り組むことができます。苦しいことも多いですし、ごく稀には眠れないこともありますが、生徒が実力をつけていくのを間近に見ることができるのは教員としての醍醐味の一つかと思います。

私自身は熱血教師というタイプではありません。共働きなので効率を意識しています。データを分析し、全体に働きかけて返ってくる反応に応じて助けが必要だと思われる生徒にアプローチしていく、その中で自分が決めた水準にまでは生徒の力を伸ばす。そのほかは生徒が好きなようにやってくれればいいと気楽に構えています。

自分自身が中高生だった頃は教員には何の期待もしていませんでしたので、基本的にはそのスタイルですが、基本褒めたいとは思っています。褒めるなという人もいますが、アメリカに留学中にいつも褒められてばっかで、とっても嬉しかったので、その経験は生かしたいなーと。このように自分の理想を実現させることができるのも教師の一つの魅力かもしれませんね。

あとは「人と比べない」、生徒も自分自身も他人と比べないようにしています。だから、目標をもつ。目標がないと相対的にしか立ち位置をつかめません。生徒にどうなってほしいか、自分がどうなりたいか目標があれば絶対評価で成長を捉えることができます生徒も自分自身も自分の成長を認識できることが一番のモチベーションだと思っています。もちろん周りの声に耳を傾けつつも、自分がやりたいことを貫き、相手からのフィードバックは、「よし、これやったらさらに成長できるぞ」と肯定的に解釈することで自分の成長に繋げるくらいのハングリーさを持ちたいと思っています。 

1回しかない人生なので、周りにあまり気兼ねせずに、好きなことをやりたいなーと思っています。そのために、英語力では基本負けない、経済的に自立を目指すという2つを意識しています。英語力ではTOEIC満点、英検1級(2回取得、最近2回目に合格しました)を達成したので、次はIELTS Band 7.5、最終的には8.5を目指したいと思っています。

経済的にも自立した方が好きなことができると思うので、昨年2020年から本格的に株式投資もはじめました。450万円を投資して現在100万円くらいの含み益となっています。個別株のNISA枠(120万円)を使って高配当株式に投資をして年間3%くらいの利益を目指しています。目標は40歳で貯金2000万円。こちらについても東京都の年収600万サラリーマンの懐事情とともに投稿していければと思います。

おすすめ書籍

今後、教員への就職も含めて就職を検討されるかたがご覧になっていらっしゃったらぜひ下記の書籍をおすすめしたいです。私にとってはどちらもモチベーションをあげてくれ、物事の新しい見方を提供してくれる本でした。

「教育現場にはびこる目的と手段の履き違え」、「再現性のあるスキルを身につける」、「話を聞きなさいなんて指導は本当は間違っている」といった話はまさに自分が思っていたことだ!と思わず唸ってしまいました。固定担任制を廃止するというのも意識としては賛成です。クラスという観点ではなく、学年、学校という単位で生徒見ていろんな先生がいろんな生徒と関わるということは重要と思っています。

 

いつの間にか少し安くなってました。。。

僕が買った時には1500円+税だったのに。。。

ビール4本の値段で一生使えるマインドセットが手に入ると思うと、自分的には格安です。ちなみに、三菱UFJ銀行の株(100株で6万くらい)に投資したら、この本が買えるくらいの配当が入ってきます。

 

 今日も,長文をお読みいただきありがとうございます。少しでも皆様のご参考になれば幸いです。